4次元将棋

3次元将棋とか3次元チェスというものがあるらしいですが、私は常に他人の一歩上を行っているので4次元将棋を考えてみました。
3次元将棋に時間軸移動である「待った」を足して……というのは置いといて、
将棋盤は9×9ですが、3×3×3×3だと考えると4次元にぴったりだと思いませんか。

まず、3×3の9マスだけで考えます。
中心のマスからみて、上下左右のマスは以下の4マスです。

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高さ方向のマスは、3×3を重ねたときの以下の場所。

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4次元方向は、3×3が重なったやつを横に並べて以下の場所。

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将棋盤に落とし込むと、こんな感じ

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中心を変えるとこんな

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さて、ここに将棋の駒を配置していきましょう、というところで問題があります。
どの方向にも2マスしか移動できないため、盤面が狭いんです。
それでいて駒の移動力は強くなるわけで、たぶんゲームバランスはめちゃくちゃ。
ていうか私は将棋が全然ダメなので、ゲームバランスがめちゃくちゃになるのか検証することもできません。

よし、はさみ将棋にしよう。

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4方向どれでも、相手を挟んだら取れます。
以下の状態では、左下の歩を動かせば と を挟んで取れるわけです。

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敵も自動で動くようにしました。
思考ルーチンはとりあえず「挟めるときは挟み、それ以外はランダム」というだけの雑魚。
まずは軽く肩慣らしと思いきや、うーん、なんだか脳ミソの普段使ってない部分を使ってる感がするぞ。
よーく考えてきゃこんな雑魚には負けないのですが、うっかりすると刺されます。
たとえば、下の青いのが私の指し手ですが……。

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思いもよらないとこから取られると思わず時間軸移動したくなっちゃう。

 

 

今後の展望
思考ルーチンに「取られそうなときは逃げる」を足しただけで超強くなりそう。
ゲーム性としては、盤面が狭いせいで端が強いので待ちゲーになる気がします。何か良い追加ルールがあればいいんですが。

そういえば、チェス盤って8×8じゃなくて2×2×2×2×2×2に見えてきませんか?